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2010年7月に作成された投稿

2010年7月29日 (木曜日)

奇華の杏仁餅

香港の学生さんたちが夏休みを利用して、鹿児島で1ヶ月間の短期留学をするようになったのは、香港城市大学の日本語講座を担当しているリサ先生のご主人が日本人で、リサ先生は香港にある鹿児島県人会の副会長をされている関係で、学生たちの短期留学先を鹿児島に決定してくださいました。

私も、日本語を学んでいる学生さんたちに、日本文化の一つ「日本料理」を教えてあげるのは、毎年、楽しみにしていることになってきました。

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その学生さんたちから、お土産を頂きました。

紙袋を見た時に、懐かしくて仕方ありませんでした。「奇華」は、香港に店舗のある老舗の月餅のお店です。私が香港に住んでいるころは、中秋の名月が近づくと、海外に孫や子供や親戚のすんでいる人は、お爺ちゃん・お婆ちゃんや、お父さん・お母さんや、親戚の人たちがこの奇華の月餅を買って、海外に送るのが慣わしでした。

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香港の飲茶レストランでは、菊普(プーアル茶に菊の花が入っている)を注文していました。プーアル茶はあるけど、乾燥した菊の花がないので、鉄観音茶でアーモンドのお菓子を頂きました。

2010年7月28日 (水曜日)

香港からの留学生

毎年、恒例になっている、夏休みを利用した鹿児島での短期留学が、今年も開催されています。

香港城市大学にある、リタ先生の日本語学科を受講している生徒さんたちが、4週間滞在しその内の、2週間は鹿児島県内の家庭でホームステイし、後の2週間は鹿児島中央駅近くのビジネスホテルに滞在し、日本語と日本文化を学んでいます。

ほとんどの学生は、1ヶ月の短期留学が終わると、1週間くらいかけて、東京や大阪などの観光をして9月からの新学期にそなえます。

生徒さんたちは、午前中は語学学習で午後からは鹿児島の文化を学んでいます。

今日の文化は「日本食」です。他にも、浴衣の着付けや茶道も体験するそうです。

献立は「茶碗蒸し」「焼き魚」「アオサと豆腐の澄まし汁」「白玉団子と抹茶団子」の5品でした。

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県民交流センターの調理室は、IHで使い勝手はいいけど、食器や調理器具が揃っていません・・・、だから、今回の茶碗蒸しはカップで作りました。ジャッキー君が一人で仕上げた茶碗蒸しです。初めて作ったとは思えないくらい上手に作っています。

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1番評判の良かった「白玉団子と抹茶団子」です。粒あんと黒蜜きな粉の2種類の味を作りました。香港に帰ったら家族に作って食べさせてあげたいそうです。

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男女共同参画なんて言わなくても、イギリスの植民地だった香港では男子がキッチンに入ることは普通の事なので、お料理を作るときも一緒に作っています。

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初めて作った、おにぎりの形は大きかったり、小さかったりでしたが、お味はよかったですよ。お澄ましもいいお味でした。P1010342

毎年、感じることですが、香港の学生たちの日本語学習の習得の速さには驚かされます。香港の新学期である9月かわずか10ヶ月で、日常会話はほとんど通じます。私たちが中学高校と少なくとも6年間も習ってきたハズの英語は・・・。実に怪しい・・・。

毎年、学生さんに刺激を受けて、私も何か頑張りたくなっちゃいます!来年の学生さんたちも楽しみです。

2010年7月19日 (月曜日)

香港家庭料理教室

今月の「香港家庭料理教室」の献立は、①鶏の蜂蜜焼き ②春雨のピリ辛煮込み ③白ゴマと黒ゴマのグラデーションプリンの3品の予定でしたが、予算に余裕があったので、豆腐を使って簡単な献立を2品増やして、合計5品になりました。

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骨付き肉のほうが美味しいので、今回は手羽元を使いました。食べやすくするためと、料理教室では下味に漬ける時間に制限があることを考えて、骨に沿って切り開く方法で下味をつけています。唐揚げのチューリップの作り方の途中までと同じです。肉を柔らかくするために、調味料には蜂蜜をタップリ使っています。

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男性も女性も同じように調理をしています。

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味のベースは干し海老です。苦瓜や漢方食材の金針菜と代謝を上げるために生姜やニンニクも使っています。

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白ゴマと黒ゴマのグラデーションプリンを固めるときに、グラスを斜めにして固めると、グラデーションが斜めになって面白いですよ。

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右のグラスが普通に立てて固めたプリンで、左のグラスが斜めに倒して固めたプリンです。1周まわすと色の違いが斜めにでていて可愛いです。

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鶏肉も照りよく仕上がっています。お豆腐は焼き豆腐と冷奴の「美美姜葱油」ソースがけです。「美美姜葱油」は私のオリジナルソースで、お料理教室のメニューの中で、生徒さんたちが自宅で1番沢山作っている大人気のソースです。薬味として使ったり、隠し味に使ったり、保存が利くので多めに作ってジャムの空き瓶に作り置きしてもいいですよ。一番人気の食べ方は、ご飯に直接載せて食べる方法です。美美姜葱油だけでご飯を食べちゃうそうです。

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今回の生徒さんの中には、香港からの留学生も参加しています。かごしま香港クラブ事務局のRさんの家にホームスティ中です。27日には恒例の日本料理教室が今年もあります。

春雨のピリ辛煮込みの辛いもの好きの班と普通の辛さの班は、豆板醤の色だけでこれだけの差がありました。辛いもの好きな人は(私を含め)大丈夫でしたが、辛いものがニガテな人たちは差し入れのジャムと交互で食べていました。

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次回の予定献立は、白切鶏 海老のスパイシー唐揚げ きゅうりの箸休め(2種類)ベトナムプリン の5品を予定しています。

2010年7月17日 (土曜日)

朝市

鹿児島中央駅が西駅と呼ばれていた頃からの朝市があります。

近くに大型スーパーが出来たりと、昔ほどの賑わいもなくなり、だんだん寂れてきていて残念です。

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朝市は、鹿児島中央駅に乗り入れるJRの路線によって店舗が集まっています。指宿枕崎線はこんな感じです。毎朝、農家のお婆ちゃんたちが自分で育てた野菜や、自家製の味噌やお漬物を、お婆ちゃんたちが娘さんだった頃から朝市に並べて商売をしています。どの商品も、スーパーで買うよりも安くて新鮮です。

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私のお気に入りは、奄美大島や徳之島の物産を扱っている店舗です。島ザラメや島ウニの瓶詰や島味噌・・・、見ているだけでも、「何を作ろうかな?」って、楽しくなります。

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赤紫蘇が沢山出回っているけど、今年はあまり売れ行きが良くないのでは?梅が不作だったから、梅干を漬けなかったり、漬ける量を少なくしたりした人が多そうだし、農家の人たちも折角育てた作物が無駄になるのは可哀想。梅干を漬けてなくても、もみ紫蘇を作っていると、お漬物に色や香をつけることが出来るので、重宝しますよ。

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丁度、1年前に漬けた「新ショウガの梅甘酢漬け」です。100%天然の色はやっぱり綺麗ですね。長期保存すると中の調味料と食材が喧嘩せずに、まろやかな味わいになるので、私は保存食の食べごろは作ってから半年後からだと思っています。

2010年7月16日 (金曜日)

ラッキョウ

畑に取り残したラッキョウが、長雨の影響でダメになっているとは思いつつ、ためしに収穫してみました。収穫前は、ドロドロになっていると予想していましたが、そこまでひどくないみたいです。ちなみに、ジャガイモは半分以上、溶けてドロドロになっていました。

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泥を落としてみると、結構いいラッキョウでした。根っこと葉っぱを切り落としたら、真っ白で綺麗になりましたよ。

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今日は、全部で6キロのラッキョウを収穫しました、畑にはまだ半分残っているから、後6キロは収穫できそうです。

我が家での人気は「矢野流」という漬け方です。母の友人の矢野さん流の漬け方です。ラッキョウを洗って水気を切ったら、ラッキョウに粗塩を振りかけて、お米のとぎ汁と赤唐辛子と一緒に1週間くらい漬けるだけですが、米のとぎ汁に含まれるアミノ酸の作用でコクがでるのかな~?

一度に全部収穫すると始末に困るので、少しずつ収穫して、せっせと甘酢漬けや塩漬けや紫蘇漬に加工して楽しんでいます。

2010年7月15日 (木曜日)

プラムジャム (花螺李)

いつも早起きなですが、今日はいつもよりも更に早く目が覚めちゃったので(年かな?)何しましょう・・・、思いついて冷凍庫を覗くと、プラムの冷凍が1キロありました。そこで、朝4時から、今年最後のプラムジャムを作りました。

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今回は、今年最後のプラムだったので、いつもよりも贅沢な作り方をしました。

鍋に洗ったプラムを入れ、赤ワインと一緒にプラムが柔らかくなるまで煮込みます。

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プラムが柔らかくなったら、種を取り出しハンドミキサーでガァーッと混ぜて(かき混ぜる量が少ない時はハンドミキサーで攪拌します)、プラムの30%~60%の砂糖を2~3回に分けて入れるのですが、今回は砂糖を使わずに、蜂蜜と果糖を使いました。

赤ワインに蜂蜜と果糖で爽やかなプラムジャムが出来上がりました。

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今回は、量が少なかったし、自宅用だったので、空き瓶(鮭フレークや佃煮の)に詰めて脱気しました。

空き瓶の蓋でも、セーフティボタン付きのフタは冷めていくうちに”ペコッ”っと音がして、真空になったのを確認できました。

今度ガラスビンのフタを買うときにはセーフティーボタン付きのフタを買うことにしました。耐熱ガラスのビンは何回も使えますが、フタは出来れば使い捨てにして、新しいフタをお勧めします。

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出来立てを早速ヨーグルトにかけてみました。花螺李(ガラリ)は正式名称で、鹿児島では「いぐり」と呼ばれていて、全国的には「奄美のプラム」として、通販などで販売されているようですね。

奄美のプラムの特徴は、赤ワインよりもポリフェノールの含有量が多いと言われていることですが、黒ずんだ赤い色を見ると、抗酸化作用が強そうに見えますよね。

今から、ジャムを食べるためにスコーンを焼こうかな?

2010年7月13日 (火曜日)

ミョウガ

草むしりをしていたら、今年初の”ミョウガ”を見つけちゃった!

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「なんちゃって・だし」を作ろうかな?なんちゃってなので、これと言って決まった材料はありません。夏野菜だったら何でもOKです。ナス・オクラ・新ショウガ・キュウリ・・・何でも合います。

味噌仕立てで作ると、冷汁になりますね。

ミョウガ以外の食品を探しに畑に行って、見つけてきたのが・・・種を蒔いていない野菜たち。移植ゴテを持っていなかったので、”のびる”は収穫しませんでした。

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畑の土手で”三つ葉”を見つけました。野生の三つ葉なのでチョット硬いですが、香りはスーパーの三つ葉よりも香り高いです。

ついでに、虫食いがありますが大葉も少しありました。我が家では三つ葉や大葉はワザワザ植えることはありません。毎年こぼれ種から自然に芽がでてきます。

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ラッキョウも少し収穫して、全部の材料を小さく刻み、塩水に10分くらいさらし、水を切った後、粘り昆布を加え、醤油で好みの味をつけて出来上がりです。

2010年7月12日 (月曜日)

アガパンサス

今年もアガパンサスが咲き始めました。

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我が家のアガパンサスは植木鉢に植えてあります。もう何年も植え替えをしていないので、球根がギュウギュウに詰まってしまい、ヒビの入っている植木鉢もあります。

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ヤマモモは収穫前に降り続いた雨に打たれて、完熟する前に落ちてしまいました。残念!

2010年7月11日 (日曜日)

瓶詰めのシール作業 (ホットガン)

毎年、初夏は保存食作りが忙しくなります。

梅・アンズ・桃・プラム・ヤマモモと、初夏は楽しい忙しさです。

我が家の梅は、5品種・10本。 アンズは、5品種・6本。桃は極早生の千代姫が1本。プラムは、7品種・8本。ヤマモモは3品種・3本。

アンズと梅は今年の秋に、種苗登録されたばかりの新しい品種を取り寄せる予定です。そろそろ植える場所も少なくなってきたので、実付きの悪い木を植え替えるか?これ以上増やさないか?思案のしどころです。

保存食をビンに詰めてプレゼントするときに、重宝するのが「ホット・ガン」です。ガラス瓶にシールキャップがしてあると、未開封とすぐにわかるし、商品価値が上がります。

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ホット・ガンは、家庭では必要ない工具の1つですが、大量に保存食を瓶詰めにして、キャップシールで封をすためには必需品です。

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使い方は、いたって簡単です。キャップシールを被せたビンを逆さまにして、ホットガンをあてるだけです。

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アンズの瓶詰めにシールキャップを付けました。画像では上手く写っていないけど、みんなから「普通に売っているのと同じだね」って、言われると嬉しくなっちゃいます。

2010年7月10日 (土曜日)

柿の実

梅雨の頃から、柿の葉っぱに害虫が発生します。

イラガという害虫なんですが、普通は害虫に刺されると、たいがい痒くなるのですが、このイラガは”痛くなる”害虫です。去年はイラガに刺されて痛い思いをしました。

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我が家には、6本の柿の木があります。2本はまだ苗木ですが、その他の4本は、毎年沢山の実を付けてくれます。

幸いなことに柿の木には、まだイラガは発生していない様子です。

雨の合間に、草払いの上村さんが草を払ってくれたので、様子を見に行ったら、柿ではなくブルーベリーにイラガが発生していました。

木酢液や竹酢液に焼酎と、ニンニクを漬け込んで、500倍から1000倍に薄めた自家製「す・と・ちゅう」を噴霧器で1週間に1回くらい吹き付けていたら、病害虫の発生が激減するのですが・・・、ついつい忘れて、気が付いたときには害虫や病気が発生してしまいます。

今年の梅雨は長くてひどかったので、畑も果樹園も歩けないくらい草が生い茂っているので、今日1日では仕事は終わりませんでした。いつも2~3日かけて綺麗にしてもらっていますが、今回は特に時間がかかりそうです。

明日も、投票を済ませてから、草払いの続きをしてくれるそうです。

2010年7月 9日 (金曜日)

コンフィチュール アンズ(信州大実)

先日、「信山丸」という品種のアンズを長野県から送ってもらい、瓶詰め作業をして楽しかったので、今度は、「信州大実」と言う品種を送ってもらいました。

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信山丸に比べて、大きな信州大実は、4キロ注文しても33個しか入っていません。

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手にとって見たら、どれくらい大きいかわかりますよね。家庭果樹園の極早生桃の千代姫と同じ位大きなアンズです。

今回は、種の取り方から説明しましょう。

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アンズの線にそって1周ナイフを入れ、ひねると2つに分かれます。スプーンなどを使って、種もはずします。

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種割器で種を割ります。種割器の無い人は金づちで割ってください。この作業が地味で根気の要る作業です。でも、杏仁を使うのと使わないのでは、本物の味と、似たような味の差がでます。面倒くさくてもここで頑張らないとね。

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種を包んでいる薄皮も剝くと、中から真っ白な仁が出てきます。これが「杏仁」です。香港では乾燥させた杏仁がアンズの種類別に売っています。それを漢方スープに使ったり、杏仁豆腐を作ったりします。

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今回は、プリザーブド・スタイルのコンフィチュール(ジャム)にするために、大き目の角切りにしました。ジャムなので、ゲル化させるには酸が必要になります。畑のレモンの樹に、まだ少しレモンが生っていたので収穫しましたが、少しパサパサになりかけていました。でも、有機肥料の無農薬レモンなのでこれで十分です。

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種をはずして角切りにした果肉の正味量を計り、好みで30%~80%の砂糖を使うのですが、常温での長期保存には、少なくても60%以上の糖分が必要になります。

果肉の食感を残すために、煮込むときに2~3回に分けて入れる砂糖を、全部入れて一晩置きます。翌日ザルで果肉とシロップに分けて、シロップを煮詰めて果肉を戻しいれ、熱々を消毒したビンに詰め、脱気消毒して冷暗所に保存すると、常温で1年間保存できます。

今回は、赤ワインを入れてコンポート風に仕上げました。

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アンズは果肉が煮崩れしやすいので、プリザーブド・スタイルにするには、煮込み時間を短くしなければなりません。シロップを煮込んで砂糖の濃度を上げて、果肉を入れたら普通のジャムよりも短い時間で仕上げます。

普段は面倒くさいので業務用の寸胴で、種だけはずしたアンズを大量にジャムにするけど、去年と今年はアンズがチョッとしか実らなかったので、今年は長野県からアンズを買って、普段よりは丁寧に加工しながら、作っています。

この、赤ワインの入ったコンフィチュールは、最低でも2~3ヶ月は待たないと、味がなじみません。

まだ、1.5キロの信州大実が残っているので、明日は柔らかいコンポートを作ります。私は、アンズの瓶詰めを開ける度に大好きな初夏の香りが広がってくるので、チョット幸せな気分になります。

自宅で処理しきれないくらい沢山のアンズが実った年は、ジャム・シロップ・コンポート・お酒・紫蘇漬け・砂糖漬け・・・と、アンズ仕事も沢山あるけど、2年も続けて遅霜の被害にあうなんて、やっぱり温暖化の影響かな?

2010年7月 7日 (水曜日)

生キクラゲ

毎日、大雨で大きな被害がなければいけど・・・って、思っていた矢先にあちこちで土石流やがけ崩れがおこりました。

私の小さな頃は、「がけ崩れがあったら梅雨が終わる」って、お年寄りたちが言っていたけど、本当にどこかで被害が発生しなくちゃ雨が降り止まないんじゃない?って言うくらいの”神経雨”が降りました。

雨の合間を見て、果樹園を見回ってみたら、去年切り倒した洋ナシの切り株に、天然のキクラゲが生えていました。

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乾燥したキクラゲよりも生のキクラゲはプリプリしていて、美味しいのだけど・・・、きのこ狩りをして毒キノコに当たったっていうニュースを見たりしているので、自分で収穫して食べる勇気はありません。

先日、新聞で障害者施設の中で、キクラゲの栽培に成功したって見たばっかりだったし、近所の物産館でも生キクラゲは販売しているので、間違いないとは思うけどね。

ちぎって触ってみたけど、普通に売っている生キクラゲと同じ・・・。でも、ふぐは食いたし、毒怖し・・・と同じですよね。やっぱり食べられないよね。

2010年7月 6日 (火曜日)

アンズの瓶詰め (信山丸)

我が家の10年以上経ったアンズは、見上げるような大木になっていて、毎年、1本の木から50キロ以上収穫できていたのに、去年も今年も遅霜の被害にあって、ほんの数キロの収穫しかありませんでした。

収穫が無かったときに限って、食べたくなっちゃうのは何故かしら?そこで、長野県からアンズの苗木を購入した伝を使って、アンズを購入しました。折角、買うからには我が家ではまだ収穫できない(木が若すぎて)品種を送ってもらうことにしました。

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アンズの中では小ぶりな品種で、「信山丸」という品種です。1粒の大きさは50グラム前後で、加工しやすい大きさです。我が家の完全無農薬栽培の杏と違い美人ぞろいで、おブスちゃんがいないですね。

これを1粒、1粒、半分に割って種を取り、ビンに詰めていきます。

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瓶詰めを作るときは、杏を熱湯にくぐらせて殺菌するのですが(普通の瓶詰めでは5~8分しか湯煎しないので)、私は湯煎の時にビンの中の温度を計り、90度以上を保ちながらビンの大きさに合わせて、湯煎の時間を長くして、アンズが柔らかくなるまで煮込みます。だから、熱湯を通して殺菌する必要がありません。生のままのアンズをいきなりビンに詰めて作ります。私は、この方法の方が簡単だし、常温で長期保存が出来るのでこの方法を取っています。

アンズの種を割って、中の白い種を一緒に漬け込むと、杏仁のいい香りが果肉に移って香り高い瓶詰めが出来上がります。種割器があると簡単に種を割ることができます。

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毎年、200個くらいは買っているジャムビンを使って、小ぶりの瓶詰めも作っています。200個も!って言われますが、梅・アンズ・プラム・ヤマモモ・いちご・金柑・オレンジ・文旦・カリンなどと、家庭果樹園で収穫した果物を無駄にしたくないので、次から次に加工品を作っています。だから、200個はあっという間になくなっちゃいます。今回、この大きさのジャムビンは24個使いました。すぐ食べちゃう分は、WECKの1000mlのビンに2個作っちゃいました。

画像は、フレーバー入りの瓶詰めです。バニラビーンズ入りや、シナモンスティック入りのフレーバーにしてあります。半年くらいかけて、ゆっくりとシナモンやバニラビーンズの香りが移るのを待って蓋を開けます。

作ってから常温保存で、6ヶ月~18ヶ月の間が1番美味しく感じます。蓋を開けたら冷蔵庫で1週間くらいですが、蓋を開けなければ2~3年は保存できますが、保存棚の奥で迷子になって、2年以上経ったものを食べたことがありますが、シロップがトロリとなっていて美味しかったです。でも、3年も保存したことはないですね。その前に食べちゃってますから。

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アンズの瓶詰めを自分で作ると、シロップの甘さ加減やアンズの硬さも、自分好みで仕上げることが出来ます。早速冷たく冷やしてヨーグルトに添えてみました。

もう少し沢山作りたくなったし、フレーバーアプリコットに八角を入れるのを忘れてしまったので、今日また、長野県に電話をかけて違う品種のアンズをお願いしました。

アンズの苗木の購入の時から、もう何回も電話をかけているので、今度はいいアンズが入荷するのを待って、発送してくれるそうです。楽しみ~。

2010年7月 5日 (月曜日)

旬の果物を使って

家庭果樹園で収穫した果物を使って、保存食を作ることを趣味にしています。

5月からの「梅仕事」に始まり、「アンズ仕事」「桃仕事」「プラム仕事」「ヤマモモ仕事」で私の初夏の果物仕事は終わります。

後は、涼しくなってからの「かんきつ仕事」が始まります。

今年は、遅霜の被害で梅やプラムやアンズが、ほぼ全滅だったので、加工品を作る楽しみが少なかったけど、アンズだけは長野県からクール便で送ってもらいました。だって、果物の加工品で1番好きなのは「アンズのコンポート」ですもの。ビンの蓋を開けると、1年中いつでも初夏の香りがするし、シナモンスティックやバニラビーンズを一緒に漬け込んでおくと、「漬け込んですぐ・漬け込んで2~3ヶ月・漬け込んで半年・漬け込んで1年以上」と色々な味の変化も楽しめるし、しっかり脱気した瓶詰めのコンポートは、2~3年くらい常温で保存できるので、お友達にプレゼントしたりと楽しいですよ。アンズの加工品を毎年20~30キロくらい作るのに、今年は長野県から購入した4キロだけ・・・。もう少し買おうかな~?どうしましょう。

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画像は左から、梅シロップ・花螺李(奄美のプラム)・いちごシロップです。

作り方はいたって簡単で、果物1に対して70~100%の砂糖(これも好きな砂糖でかまいません)を混ぜて、1週間かけて砂糖を溶かし、砂糖が溶けたらザルや布で漉し、低温殺菌をして瓶詰めして出来上がりです。完全に脱気をしたら、常温でも1年間保存できます。私はすぐに使い切ってしまうので、脱気をせずにペットボトルに詰めて冷蔵庫保存をしています。冷蔵庫で3ヶ月以上保存できるので、収穫した果物は1キロずつ小分けして冷凍保存して、いつでもシロップを作って楽しんでいます。

シロップはドリンクに使うだけではなく、お料理に使ったり、お菓子作りに使ったりと活躍してくれますよ。

シロップを取った残りの果物は、ジャムにしたりするそうですが、私は・・・勿体ないとはわかっていますが、美味しいエキスを出し切った果物はお役御免で、家庭菜園の土に埋めてしまいます。

最近のマイブームは、果物のシロップに黒酢をたらして、健康ドリンクにして飲んでいます。

2010年7月 3日 (土曜日)

お葬式

昨日の朝、お婆ちゃんが突然亡くなっちゃって、昨日・今日とバタバタと時間が過ぎました。

亡くなったお婆ちゃんは、今月の20日で89歳になる予定でした・・・??って、思った方もいらっしゃるのでは。私の母は満80歳です。

母は、お父さん(私のおじいちゃん)の最初の奥さんの子供です。2人は母が赤ちゃんの時に離婚して、母は父方のお婆ちゃんに、お婆ちゃんが亡くなるまで(小学校6年生まで)育てられました。

その後、母は親戚の家に引き取られて育ったのですが、お爺ちゃんはその後、2番目の奥さんと結婚して死別、その後3番目の奥さんと結婚し、その時に母の下に弟・妹・妹と3人の父親の違う兄弟が生まれました。

親戚の家で育てられていた母は、お爺ちゃんが新しい奥さんを迎えても、新しいお母さんに生まれた3人の兄弟と一緒に生活したことはありませんでした。

しかし、お爺ちゃんは不幸なことに、3番目の奥さんも病気で亡くしてしまい、子供が小さかったこともあり、4番目の奥さんを迎えたのです。

昨日、亡くなったのはその4番目の奥さん(私の4番目のお婆ちゃん)です。

今日のお葬式(家族葬)では、母以外の、3人の兄弟は遺族で、母は遺族ではありませんでした。お母さんは違うけど・・・同じお父さんの子供なのに・・・それは、妹たちのお母さんのお葬式の時も同じでした。昨日、亡くなったお婆ちゃんは同じように義理のお母さんだったのに・・・。

母の本当のお母さんは、お爺ちゃんと離婚した後再婚し、新しい家庭ができて、そこにはやはり3人の、今度はお父さんが違う兄弟がいました。私が本当のお婆ちゃんに初めて会ったのは、お婆ちゃんが余命宣告をされた亡くなる1ヶ月前の事でした。そのお婆ちゃんのお葬式の時も、今回のお葬式の時と同じように、「お姉さんの事を、どう紹介していいかわからないから・・・」と、遺族席ではなく知人の席で私たちはお婆ちゃんを見送りました。

ずっと昔に死んじゃったお爺ちゃんは、天皇陛下から2回も叙勲を受けていて(勲3等と勲5等の2回)世間的には立派な人だったと思うけど・・・、今日の母を見ていて、お爺ちゃんはなんて罪作りな人だったんだろうと、亡くなった人にチョットだけ・・・感じてしまいました。

母はそれでも、何事も無かったように、みんなに笑顔を見せていて、私は心が痛くなっちゃいました。母の親戚やみんなに対する心遣いや心の広さに感謝します。私だったら嫌な人間に成長していたかもしれないような家庭環境の中にいたのに、母はいつも人に感謝していて、人を楽しくさせるように生活しています。

これから先の母の人生が、いつも笑顔で過せるように、亡くなった父にお願いをした私でした。

2010年7月 1日 (木曜日)

梅の加工品 その5(梅シロップ)

冷凍庫の中に収穫後1キロずつ小分けにした梅が入っていました(去年の梅です)1年経っているけど・・・大丈夫かな?と、思いつつ・・・梅シロップを作ってみました。

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先ず、普段の梅シロップの作り方を紹介します。

3ヶ月くらいで使い切ってしまう場合は、梅(青梅・完熟梅どちらでもいいです)1キロに対し、同量の上白糖かグラニュー糖を入れて、毎日かき混ぜ1週間くらいで砂糖が溶けたら、発酵を予防するために低温殺菌して冷蔵庫で保存します。

画像の梅シロップは、青梅1キロに対して果糖700グラムを合わせて1週間経ったものです。

その他に、常温で1年間かけて作る方法があります。梅1キロに対して氷砂糖1キロ・ホワイトリカー200mlを合わせて、冷暗所で半年~1年間かけて熟成させます。この方法だと常温で1年以上の保存が可能です。出来上がった梅シロップは、梅酒と同じ味がします。アルコールのニガテな方にお勧めのドリンクになります。水で割っても炭酸水で割っても美味しいですよ。私は料理の隠し味に使ったりもしています。

明日は、低温殺菌の様子をお知らせします。

ファーム武岡写真集

  • プラム (菅野早生)
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