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2010年7月 6日 (火曜日)

アンズの瓶詰め (信山丸)

我が家の10年以上経ったアンズは、見上げるような大木になっていて、毎年、1本の木から50キロ以上収穫できていたのに、去年も今年も遅霜の被害にあって、ほんの数キロの収穫しかありませんでした。

収穫が無かったときに限って、食べたくなっちゃうのは何故かしら?そこで、長野県からアンズの苗木を購入した伝を使って、アンズを購入しました。折角、買うからには我が家ではまだ収穫できない(木が若すぎて)品種を送ってもらうことにしました。

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アンズの中では小ぶりな品種で、「信山丸」という品種です。1粒の大きさは50グラム前後で、加工しやすい大きさです。我が家の完全無農薬栽培の杏と違い美人ぞろいで、おブスちゃんがいないですね。

これを1粒、1粒、半分に割って種を取り、ビンに詰めていきます。

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瓶詰めを作るときは、杏を熱湯にくぐらせて殺菌するのですが(普通の瓶詰めでは5~8分しか湯煎しないので)、私は湯煎の時にビンの中の温度を計り、90度以上を保ちながらビンの大きさに合わせて、湯煎の時間を長くして、アンズが柔らかくなるまで煮込みます。だから、熱湯を通して殺菌する必要がありません。生のままのアンズをいきなりビンに詰めて作ります。私は、この方法の方が簡単だし、常温で長期保存が出来るのでこの方法を取っています。

アンズの種を割って、中の白い種を一緒に漬け込むと、杏仁のいい香りが果肉に移って香り高い瓶詰めが出来上がります。種割器があると簡単に種を割ることができます。

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毎年、200個くらいは買っているジャムビンを使って、小ぶりの瓶詰めも作っています。200個も!って言われますが、梅・アンズ・プラム・ヤマモモ・いちご・金柑・オレンジ・文旦・カリンなどと、家庭果樹園で収穫した果物を無駄にしたくないので、次から次に加工品を作っています。だから、200個はあっという間になくなっちゃいます。今回、この大きさのジャムビンは24個使いました。すぐ食べちゃう分は、WECKの1000mlのビンに2個作っちゃいました。

画像は、フレーバー入りの瓶詰めです。バニラビーンズ入りや、シナモンスティック入りのフレーバーにしてあります。半年くらいかけて、ゆっくりとシナモンやバニラビーンズの香りが移るのを待って蓋を開けます。

作ってから常温保存で、6ヶ月~18ヶ月の間が1番美味しく感じます。蓋を開けたら冷蔵庫で1週間くらいですが、蓋を開けなければ2~3年は保存できますが、保存棚の奥で迷子になって、2年以上経ったものを食べたことがありますが、シロップがトロリとなっていて美味しかったです。でも、3年も保存したことはないですね。その前に食べちゃってますから。

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アンズの瓶詰めを自分で作ると、シロップの甘さ加減やアンズの硬さも、自分好みで仕上げることが出来ます。早速冷たく冷やしてヨーグルトに添えてみました。

もう少し沢山作りたくなったし、フレーバーアプリコットに八角を入れるのを忘れてしまったので、今日また、長野県に電話をかけて違う品種のアンズをお願いしました。

アンズの苗木の購入の時から、もう何回も電話をかけているので、今度はいいアンズが入荷するのを待って、発送してくれるそうです。楽しみ~。

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