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2010年7月 3日 (土曜日)

お葬式

昨日の朝、お婆ちゃんが突然亡くなっちゃって、昨日・今日とバタバタと時間が過ぎました。

亡くなったお婆ちゃんは、今月の20日で89歳になる予定でした・・・??って、思った方もいらっしゃるのでは。私の母は満80歳です。

母は、お父さん(私のおじいちゃん)の最初の奥さんの子供です。2人は母が赤ちゃんの時に離婚して、母は父方のお婆ちゃんに、お婆ちゃんが亡くなるまで(小学校6年生まで)育てられました。

その後、母は親戚の家に引き取られて育ったのですが、お爺ちゃんはその後、2番目の奥さんと結婚して死別、その後3番目の奥さんと結婚し、その時に母の下に弟・妹・妹と3人の父親の違う兄弟が生まれました。

親戚の家で育てられていた母は、お爺ちゃんが新しい奥さんを迎えても、新しいお母さんに生まれた3人の兄弟と一緒に生活したことはありませんでした。

しかし、お爺ちゃんは不幸なことに、3番目の奥さんも病気で亡くしてしまい、子供が小さかったこともあり、4番目の奥さんを迎えたのです。

昨日、亡くなったのはその4番目の奥さん(私の4番目のお婆ちゃん)です。

今日のお葬式(家族葬)では、母以外の、3人の兄弟は遺族で、母は遺族ではありませんでした。お母さんは違うけど・・・同じお父さんの子供なのに・・・それは、妹たちのお母さんのお葬式の時も同じでした。昨日、亡くなったお婆ちゃんは同じように義理のお母さんだったのに・・・。

母の本当のお母さんは、お爺ちゃんと離婚した後再婚し、新しい家庭ができて、そこにはやはり3人の、今度はお父さんが違う兄弟がいました。私が本当のお婆ちゃんに初めて会ったのは、お婆ちゃんが余命宣告をされた亡くなる1ヶ月前の事でした。そのお婆ちゃんのお葬式の時も、今回のお葬式の時と同じように、「お姉さんの事を、どう紹介していいかわからないから・・・」と、遺族席ではなく知人の席で私たちはお婆ちゃんを見送りました。

ずっと昔に死んじゃったお爺ちゃんは、天皇陛下から2回も叙勲を受けていて(勲3等と勲5等の2回)世間的には立派な人だったと思うけど・・・、今日の母を見ていて、お爺ちゃんはなんて罪作りな人だったんだろうと、亡くなった人にチョットだけ・・・感じてしまいました。

母はそれでも、何事も無かったように、みんなに笑顔を見せていて、私は心が痛くなっちゃいました。母の親戚やみんなに対する心遣いや心の広さに感謝します。私だったら嫌な人間に成長していたかもしれないような家庭環境の中にいたのに、母はいつも人に感謝していて、人を楽しくさせるように生活しています。

これから先の母の人生が、いつも笑顔で過せるように、亡くなった父にお願いをした私でした。

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