今月の香港家庭料理教室の3品目は、エビの翡翠揚げを作りました。
翡翠〇〇と付くと、ホウレン草の葉緑素を混ぜいれたり、抹茶を使ったり、豆類の緑色を使ったりとなんでもアリだったりしますが、今回はホウレン草粉とグリーンピースを使って作りました。
小海老に新玉ねぎとグリーンピースを合わせて、できるだけ薄い衣でかき揚げにしました。かき揚げの衣にはホウレン草粉を混ぜてあります。ほんのり緑色のかき揚げになっています。
かき揚げのコツは、具に小麦粉をまぶしてから天ぷら衣を少量加え、ギリギリのところでバラバラにならないくらいの薄衣で作ることです。そしてかき揚げの上から熱い油を回しかけて表面が固まってから裏返すと団子状に見えないですよ。
今回は、熱々に花椒塩をかけていただきました。
小さい頃から、「一番好きな食べ物は?」と聞かれたら迷わず「20世紀梨の芯とキャベツの芯」と答えていましたが、最近果物コーナーで20世紀梨を見かけなくなりました。おそらくですが、20世紀梨は酸っぱいイメージがあるのでは?
その酸っぱい20世紀梨の芯を食べたくて、苗木を購入することにしました。
20世紀梨は自分の花粉では授粉しないタイプなので、花粉に親和性のある梨を選んでペアで購入して植えました。
上の画像は「なるみ」です。梨なのに自分の花粉で授粉するんです。梨農家さんたちからは、夢のような新しい梨と言われている新しい品種です。
下の画像は「ゴールド20世紀」と言う、病気に強い20世紀梨の苗木です。なるみの方が勢いが良さそうに見えますが、なるみは1年生特等苗がなく、仕方がないので1年生1等苗を植えてあります。
苗木の生産農家さんに、つてがあるのであれば、苗木は生産農家さんから、素掘りの2年生特等苗を購入することをおすすめします。素掘り2年生特等苗は植えた後の成長が違うので、素掘り2年生苗が一番なんですが、新しい品種は素掘り2年生苗があまりないんですよね。生産農家さんが新しい品種をいち早く注文するんです・・・だから1年生素掘り苗でも上等ですよ。
送料がかかる分、高くつくかもしれませんが、生産農家さん価格で販売店価格よりも安く手に入るし、まとめて数本注文したら送料はそこまで高くつくこともありません。何よりも良い事は苗木にハズレがない事です。
今まで育てた果物の木で、ハズレがあったとしたら、ハズレの苗木は、本当の生産農家さんではなく、販売専門の所から購入した苗だけです。でもね、どうしても欲しい苗木が手に入らない場合は仕方がないので、販売専門の業者さんからも購入しています。
昨夜のカミナリ凄かったですね。雨の被害が無かったか果樹園の散策をしました。
農研機構から発表された、レモンの新品種があります。
農研機構のプレスリリースで2013年に発表された「璃の香」プレスリリースを見た瞬間から、欲しい苗木の優先順位1位になりました。
苗木は2015年から、「璃の香」と言う名前で販売されています。しかし、2015年度の販売は、前年度の50年ぶりの大寒波の影響で(奄美大島でも雪が降った、あの大寒波です)苗木はほぼ全滅状態でした。
しかし、そこは長年のお付き合いやその他の事情で、試験栽培用の苗の中から、助かった苗を特別に分けて頂けて、我が家では2015年から璃の香を育てています。その時点で試験栽培用の璃の香の苗だったので、普通は1年生の苗ですが、その時すでに2年生の特等素掘り苗を手に入れる事が出来たのです。
去年も花は咲きましたが、全て生理落下してしまいました。しかし今年の花の付き方は、普通の着果する花の咲き方をしています。
璃の香を定植してから、特別にエコヒイキして育てていたので、ここまで状態が良いのかかな?
例えば、他の果樹では、草むしりはほとんどしないのに、マメに草むしりをしたり、肥料も2週間に1回堆肥や油粕を交互に、ほんの少量ずつ与えたり、根元にHB101顆粒を撒いたり、今まで柑橘類に防寒対策をした事はなかったのに、根元にはもみ殻を枝の出ている部分まで敷き詰めて幹にはワラ束を巻きつけて、さらに寒冷紗で木全体を覆って防寒対策を2冬しました。
そのせいなのかどうかはわかりませんが、樹の成長は5年目くらいの大きさまで育っています。
今年は璃の香の初収穫が出来るかな?それとも来年からかな~?
と、期待していたのですが、ヤッパリ・・・生理落下していますね~
鉢植えだったら初収穫できる年齢になっているので、地植えでは後1~2年かな~?
去年購入した4本の苗木を含めると、ファーム武岡には9品種14本のスモモの木が植えてあります。
去年の11月に、予約していた帝王と言う苗が届きました。
梱包を解いてビックリしました。苗木の幹の太さが割り箸よりも細かったのです!!
すぐに販売元に連絡を取り、「キャンセルではなく、交換希望」と伝えたところ、「調べて折り返し連絡します」との事でしたが、4月になっても連絡がなかったので、こちらの方から再度連絡を入れたところ、「どの苗木も同じような状態です」との事でした。
暖かくなってから、新芽が出てきたので大丈夫かな?と思ってはいますが、こんなに細い苗木でもちゃんと良い実が付くのかな~?
スモモは状態が良ければ、3年目には初結果するんだけど、これは4~5年はかかるなか?
紅茶のアールグレーティーの香りづけに使われている、ベルガモットという柑橘があります。
以前、ファーム武岡にもベルガモットが実っていましたが、知り合いの家に出入りしていた園芸業者さんが良いと聞いて、鉢植えで大きくなりすぎていたベルガモットの植え替えをお願いして畑に移植して頂きました。
鉢植えで大きくなりすぎていたとはいえ、ファーム武岡は植える場所は沢山あるので、畑の中のいい場所を選んでもらいました。が・・・ビックリするくらい剪定して枝がほとんどなくなっちゃいました。柑橘類は選定しすぎると枯れやすいって聞いていたので心配でした。・・・その後・・・そのまま枯れちゃいました。
本当に残念でした。鉢植えでも毎年ちゃんと生っていたのに・・・。
そこで去年の9月に予約を入れて再度、苗木を購入しました。
今度は最初から地植えにして、防寒対策もバッチリしました。
芽が出てきましたよ~!!
芽が出てきたので、このまま順調にそだったら4~5年後からベルガモットの収穫ができます。枯れちゃったベルガモットは販売元も品種名が良くわからずに、単にベルガモットと言う名前で販売していましたが、今回購入したベルガモットは、イタリアからの正式な輸入品種で、ベルガモット・ファンタスティコと言う品種だとわかっています。念のために2本購入して、別々の場所に植えました。
温暖化の影響なのか?
長野県の農協から購入したアンズの苗木に実が生らない事が続いていました。
ファーム武岡のアンズは、6品種6本ありますが、10年前までは、一番古い大木のアンズ1本だけでも、50キロの収穫がありました。
画像は、ニコニコットという品種です。ほとんどのアンズは加工用が多いのですが、ニコニコットは糖度が高いので生食用のアンズになります。
ここ2~3年花が咲いて実が付くのですが、全て生理落下していました。今年は実が残っています。
農研機構から農林認定品種(種苗登録)されたのが、2010年4月なので、その後苗木生産農家さんに穂木の配布が始まるので、世に出てからまだ6年しか経っていない品種です。 ファーム武岡では農研機構のプレスリリースをチェックしているので、新品種には敏感です。
農研機構に直接電話して、苗木入手の方法を教えてもらいいち早くファーム武岡にお迎えしていました。
試験場での収穫期は6月28日だったそうですが、ファーム武岡の収穫時期はいつになるんだろうな~?
初収穫できるかな~?
アンズは色々と役に立つ果実なんですよ。例えば、種を割って中の仁を使って、本物の杏仁豆腐を作れます。実はそのまま食べたり、ジャムにしたりコンポートにしたり、果実酒にしたり(シンルチュー)、一番助かるのは、ケーキにツヤを出すためのナパージュになります。
加工用のアンズは1本で50キロ収穫できた年がありましたが、温暖化が進むにつれて、だんだん収穫できなっていて、温暖化の恩恵がある木もありますが、寒の必要な樹にしてみたら普通に寒さも必要ですよね。
朝新聞を取りに外に出たら、灰が・・・我が家の車は車庫に入れてあるから大丈夫だけど、軽トラックの窓に灰が積もっていました。今日はコンタクトやめようかな?
ファーム武岡のサクランボは、暖地桜桃・紅きらり・ダークビュートの3品種がありますが、紅きらりとダークビュートは、あと2~3年は結果しないだろうな~?と思っていましたが、今朝、畑の散策をしていたら、ダークビュートに小さな実が付いていました。
去年は全ての実が生理落下で落ちてしまったのですが、今年はどうかな~?木がまだ小さいので、おそらく生理落下してしまうでしょうね。
1粒の平均的な重さは10~11gで最大13gになるそうです。
サクランボと言えば、佐藤錦ですが、佐藤錦の平均的な重さは6gなので、ダークビュートは倍近くの重さがあるという事ですよね。
収穫できるようになったら、食べごたえのあるサクランボになりますよね。
ちなみに、下の画像は、ダークビュートの生産試験場で紹介されていた画像ですが、2~3年後からこれくらい収穫できたらいいんだけどね。ハウス栽培じゃないから無理かな?
ファーム武岡には、9品種14本のスモモの樹が植えてあります。
知り合いの「スモモのおじさん」から、スモモ狩りに誘われて、食べたスモモの美味しさにビックリして(今まで食べたスモモは酸っぱかったので)すぐに木市で苗木を買ったりして植えたけど、その頃はスモモに対する知識が全くなくて、ただ単に「スモモ」を買っていたのです・・・。
ほとんどの、甘酸っぱくて美味しくて、果汁が多いスモモは、1本では生らない・・・つまり自家受粉しないという品種が多かったのです。
そこで、次々に買い足したスモモでしたが、それぞれお互いの花粉の親和性と言うものもあったりして・・・(その頃は、そんなん知らんがな~泣)
20年以上の大木でも数えるほどしか実が付かなかったりしていました。モチロン自家受粉する品種のスモモは鈴生りです。
そこで、今年は接ぎ木にトライしてみました。
授粉樹として色々調べてみたら、私が初めて接ぎ木して10年以上たっているハリウッドと言う品種が適しているとわかり接ぎ木してみました。
これが私が接ぎ木したハリウッドです。これを穂木として接ぎ木しました
自分で初めて接ぎ木したのは、おはつ桃の種を播いて芽が出たら、それを台木にして、ハリウッドを接ぎ木したのですが、それは苗木を作るための接ぎ木方法です。
今回は高接ぎと言う方法で、苗木を作る方法ではなく、すでに収穫できる大きさの木に多品種を継ぎ足す方法です。この方法で接ぎ木をしたら、収穫までの年数が短くなります。
今日はどれくらい成長しているか見てみました。遠くからでも接ぎ木した部分がどこなのかよくわかりますよ。
今の所、大丈夫な様子です。初めての高接ぎがうまくいったので、来年は他にも試してみようかな?
今あるスモモの木に、他の品種のスモモを接ぎ木したら、1本で多品種を収穫できるようになるし、畑の有効利用もできて楽しいじゃないですか!
ファーム武岡では、去年新たに購入した苗木を含め、6年前から7品種8本のアボカドを地植えで育てていました。
その中で1本は寒さで、1本は最初の苗の状態が悪くて、1本は自然にだんだん弱って来て、結局3本枯れてしまいました。
去年までは、Bタイプ開花の木が2本だけ残っていて、毎年満開なのに収穫は望めませんでした。なんなら残りも枯れてくれたら諦めもつくし・・・ミカンの新品種を植えてもいいかな~?くらいに考えていました。
しかし、状態の良いアボカドの木はすでに、高さ5メートル以上に育っています。じつにもったいない!!
私はどこに居るでしょう? 正解は、アボカドの木の下で手を広げて立って居ますよ~!
そこで一昨年、新たに3本の苗木を注文をして去年の春、苗木が届きました。これで2~3年後には本格的にアボカドの収穫ができるのでは?
これで畑のアボカドは5品種5本になりました。
アボカドの花は木が小さくても咲くので、早ければ来年にはフェルテ(5メートル以上の大木)の受粉樹として役に立つのでは???と考えています。
地植えで、無農薬で、除草剤も・化学肥料も使っていない、自宅産のアボカドの収穫が出来るなんて!
本当に楽しみです。
と、思っていたら・・・イノシシが畑を荒らしてくれました!!縁側で大事に越冬させて、やっと畑に地植えにして、大事に大事に育てていて、やっと根が張り始めたアボカドの根元を掘り荒らしていて、根っこが見えていました。アボカドの幼木は根を動かさない方がいいと聞いています。大丈夫かな~?
香港に住んでいた頃は、タイ料理作ろうかな?と思い立った時には市場に出かけて、こぶみかんの葉っぱやレモングラスなどを購入していましたが、鹿児島でこぶみかんを見たことがありませんでした。数年前から気になっていたので、思い切って苗木を注文してみました。
こぶみかんは、タイ料理やマレーシア料理などによく使われる食材なので、寒さに弱いのでは?と思い、とりあえず鉢植えにしていました。
やっと、やっと、新芽が出てきました。
ほぼ毎日、アゲハチョウが7~8個の卵を産み付けています。見つけるたびに取り除いていますが、爪楊枝くらいの太さのアゲハの幼虫がすでに6匹くらいは孵化していました。
大きくなって収穫できるくらいの大きさになったら、香港家庭料理教室でも使う予定です。
自宅で育てている、ライム・レモングラス・こぶみかんとエスニック食材がそろいます。うふふ・・・。楽しみ~!