レモンピールダイスでコンフィ作り
2がつ10日から仕込み始めた、レモンピールダイスのコンフィの仕上げをしました。
http://mutsumi4u.synapse-blog.jp/ikeda/2011/02/post-e6d2.html
頂き物の、売り物にならないレモンでしたが、使えそうな皮の綺麗な部分だけをカットして、保存食にしちゃったんですよ。
レモンの皮が600グラムありました。シロップは1リットルの水に1キロのグラニュー糖を溶かしたものをつかいました。シロップを多めにしたのは、レモンダイスを使った残りのシロップにも、レモンの香りが移るから、水やお湯で割ってジュースにしたり、マフィンを焼くときは水分代わりに使ったり出来るからです。
レモンダイスは他の柑橘類よりも苦いので、苦味をぬくために4~5回茹でこぼします。
茹でこぼしたレモンの皮を柔らかくなるまで茹でて、ザルにあげて水を切ります。本当の作り方は、ここでレモンの重量を計って砂糖の分量を決めるんだけど、私はシロップも使うのでシロップ多めに作りました。
面倒くさいのはここまでです。これからは気長に・気長に・・・ですよ。
シロップを沸騰させてレモンダイスを入れ冷めるまでそのまま待ちます。
翌日、レモンダイスだけを取り出して、シロップを火にかけて沸騰したらレモンダイスを戻して、冷めるまで待って・・・の繰り返しです。シロップの濃度が蜂蜜くらいになったら出来上がりなので、ビンに詰めて脱気したら常温で1~2年は保存できます。
すぐに使う場合は、殺菌消毒した空き瓶に、熱々のコンフィを詰めたら、キッチリ蓋を閉めて、倒立冷却(逆さまにして冷ます)するだけでも、2~3ヶ月は保存できます。
仕上げにレモン汁を多めに加えたので、味見の時点であんまり甘くはない出来上がりって、喜んでいたけど・・・
今回のレモンダイスコンフィの濃度を糖度計でしらべたら、58.2度でした。レモンの酸味にだまされた私の馬鹿舌よりも、糖度計の方が信用できますね(笑)
最近は低糖度のジャムが流行っていますが、自宅で1キロ以下の分量で作る場合は50%以下のジャムでも冷蔵庫保存で早めに消化できるのであればそれでいいのですが、常温で長期(1年くらい)保存する場合は、少なくても55%以上の糖度にしなくては失敗してしまいます。