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2010年2月 9日 (火曜日)

かんきつ類

我が家には、かんきつ類が沢山植えてあります。

かんきつ類を無農薬で育てるのは至難の業です。1年生の苗木を植え付けてから、花が咲くまでに2~3年かかります。結果するまでには4~5年かかります。

かんきつ類の実は、生り始めの1~2年は美味しくありません。樹が十分に生長した6~8年目からがやっと、美味しいかんきつ類が生り始めます。

ところが残念なことに、甘くて美味しいミカンが生り始めると、それまでミカンの木を見向きもしなかった「てっぽう虫」が寄ってきます。

てっぽう虫とは、カミキリムシの事です。果物の樹が生長して甘い実を付け始めると、卵を産みにやってきて、孵化した幼虫が樹の中を食い尽くしながら成長していきます。やがて樹は枯れてしまいます。

去年は、温州みかんが3本・せとかオレンジが1本・黒島ミカンが1本・桜島小ミカンが1本・プルーンが1本・梨が1本・・・毎年、何がしかの果物が枯れてしまいます・・・それでも、農薬を使いたがらないのだから、収穫が少なくても文句は言えませんよね。米農家の友達に聞いたら、出荷用の農薬を使った米と、自宅用の無農薬のお米では同じ田んぼでも収穫が1/2以下なんですって。専業農家がそうなのだから、素人果樹園の私はもっと少なくても仕方ないかな?

体内に出来る癌と一緒で、寄生する本体までを死なせてしまうなんて、共存はできないのかな~?

P1000226_2 それでも、自宅で消費する分には、十分といえるほどの収穫があります。市販されている果物と違い、樹の上で完熟させてから収穫するので、美味しいんですよ sign03

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