梅の加工品(シロップ漬け)
毎年、この季節になると大忙しの私です 忙しいのに笑顔です
今回は、梅の加工品の中の 「 シロップ漬け 」 を紹介します。
長期保存できる方法と、出来れば2~3ヶ月で食べきった方がいい作り方です。美味しさで言うと、短期保存しか出来ない方が私には美味しいですよ~ これは、青梅が好きか?完熟梅が好きか?の、好みの問題だと思いますよ~
今回のシロップ漬けは、種をくりぬくので出来るだけ大き目の梅を使います。車の鍵と一緒に写したので、梅の大きさがわかりますよね。
作っている途中で 「 アッ!画像!!」 って、慌てて撮ったので最初の鍋の中の梅の色がすでに黄色になりかけています。温度が上がるに連れて青梅の緑色がオレンジ色になってきます。
種を取った梅を2つ割りにしてたっぷりの水に入れ火にかけます。この時に1番注意しなくてはならない事は、決して70度を超えてはならない事です。70度を超えると梅の皮が破けたり、梅の実が煮えちゃって、お湯の中に溶け出しちゃうからです。後、梅の実は常にそ~っとかき混ぜておかないと、なべ底についているところだけが温度が上がって煮えちゃうので、要注意ですよ
温度計が70度になったら、いったん火を止めます。すぐに温度が下がり始めるので、60~65度くらいになったらもう一度火をつけて70度になるまで温めなおします。そうすると梅の中心部分まで70度になります。そのまま梅の青が黄色になるまで待ちます。時間は5分も要らないですよ~
出来るだけ沢山瓶に詰めます。この時に詰めようと無理やり押し込むと、梅が崩れちゃうので、そ~っとしっかり詰めます(笑)
そこへ65%の濃度のシロップを注いで、蓋を軽く閉めます。
10分から20分茹でますが、梅とシロップの温度によって湯で時間は違います。茹で上がったら瓶の蓋をキッチリとしめて蓋をします。これで脱気ができます。保存食の基本は脱気ですね~、常温保存ができますよ。
蓋をしっかり閉めてたら、倒立させて自然冷却します。これで瓶の中に残った耐熱性の雑菌も死んでしまいます。ジャムなどの用に糖分の多い加工品はこれで2年間(色や香はあせますが)常温保存できますよ。
手で持てるくらいに温度が下がったら、瓶の周りを洗ってできあがりです。
瓶の大きさの比較のために、500mlのペットボトルを置いてみました。この作り方では梅からのエキス(水分)が多いので、常温保存よりも冷蔵庫保存の方が持ちがいいです。
今、長期保存できる梅のシロップ漬けも作っていますので、出来上がったらまた画像つきで紹介しますね~ 長期保存用の梅のシロップ漬けは20%の塩で塩漬けして、その後1晩かけて塩抜きをして、さらにシロップ漬けにして・・・と、工程が色々あるので、時間がかかります。気長に待っててね~
詳しい分量や、レシピの欲しい方はいつもの通りで、メールを下さいね~