コンフィ ( たんかん )
夏場のデザートはゼリーが好きなので、使い回しの効く保存食として果物のシロップ漬けを作るのが好きなんです。冬場はお湯を注いで、ホットドリンクでも美味しくいただけます。蒸しパンやマフィンに刻んで混ぜ込んでも美味しいよ。
常温で長期保存する時は、脱気さえしっかりしておけば、1年でも2年でも保存できます。シロップ漬けは半年以上寝かせた方が美味しいですよ。
初夏になると忙しくなります。
梅(7品種12本)・あんず(5品種7本)・プラム(7品種8本)・プルーン(2品種2本)・桃(2品種2本)・山もも(3品種3本)
以上が現在、初夏~夏にかけて収穫できる果物ですが、まだ苗木も混ざっているので、収穫自体は自家消費できる量です。
今は冬なので、柑橘類の保存食作りに夢中です。でもね、この冬は紅文旦とサワーポメロだけが豊作で、その他の柑橘類、全然良くなかったな~・・・。
我家には、鹿児島の特産品「たんかん」は植えてないけど(どうしてだろう?)、香りが良くて味の濃い、たんかんを保存食として加工しない道理はない!って事で、たんかんのコンフィを作る事にしました。小ぶりのたんかんは、薄くスライスしたら、ゼリーカップにピッタリの大きさだし、皮が薄くて種が少ないから、コンフィ作りにはピッタリです。
作り方は、気の長い人にピッタリの、時間のかかる保存食です。
出来上がりまで最低10日はかかります。
皮の苦味を抜く為に皮に穴を開けて、2回くらい茹でこぼして水に漬けます。
スライスして砂糖と交互に重ねて、最後に白ワインをふりかけて、フタをするように砂糖をまぶして、一晩おきます。白ワインを加えずに「水は1滴も加えていません」という人もありますが、私は白ワインを加えて煮詰めていき、最終的な糖度を同じくらいにしています。少しずつ作る時は、シナモンスティック入りやスターアニス入りや、バニラビーンズ入りといった、フレーバーコンフィも作ります。
今日は、ここまで仕込んでお終い。
明日は、ここからジックリお砂糖を煮含めていきます。