梅の開花時期
我が家には、種苗登録されてからまだ1年経っていない、新品種の梅の木を入れて、10本の梅の木が植えてあります。
品種は、梅酒用にピッタリの大粒の青梅を収穫できる「白加賀」・おにぎりや、カリカリ梅にピッタリの小梅「甲州最小」・梅干作り用に最高の「南高梅」・受粉樹に最高の「鶯宿」・新品種の「登録番号・17561号」の5品種です。
梅は花も実も楽しめるし、収穫した果実の見た目を気にしなければ、完全無農薬でも、自宅で使う分には十分すぎる収穫を期待できます。
毎年、一番早く開花する、甲州最小の花です。今年は1月10日にはもう咲いていました。年々開花の時期が早くなっているような気がします。鹿児島の梅の産地では開花を遅らせるための薬を(南高梅の開花時期に受粉時期を合わすため)試験中だそうです。
南高梅です。南高梅は梅干の本場、紀州の梅干で有名な梅です。果実は熟すにしたがって太陽の光が当たる部分が赤くなります。毎年、農薬をまったく使っていないのに良い梅が収穫できます。
南高梅や白加賀もそうですが、梅の品種のほとんどは自分の花粉では実のつきが良くありません。そこで必要になってくるのが「受粉樹」です。鶯宿はその名前も素敵ですが、固体によっては花の色がピンクで遠くから眺めると、真っ白な花が咲いている梅林の中にピンクがかった、もやがかかっているようで綺麗です。
白加賀は一番早く開花した、甲州最小が散った頃に花が咲き始めます。一番早く咲き始めた品種と最後に咲く品種には1ヶ月くらいの開きがあります。開花時期や花粉の親和性をもっと勉強していたら、植える場所も植える場所も、もっとベストな状態にできたのに残念です。白加賀梅はまだ咲いていません。
ここ3年くらいの間に植えた苗木は、年をとってからの収穫作業が楽になるように、樹高を低く剪定しています。収穫量は減りますが、収穫作業が楽なほうがいいので、あえて樹高を低くしています。