« 2018年12月 | メイン

2019年5月

2019年5月28日 (火)

5月の香港家庭料理教室

5月の香港家庭料理教室の献立の紹介です。

1品目は「麻婆豆腐」です。

前回、麻婆豆腐を作ったときは、牛肉を使ったので今回は、豚肉を使いました。

山椒は日本の山椒ではなく、中国山椒のホールを包丁でつぶして油に香りを移してから作ったので、香りのいい麻婆豆腐が出来上がりました。

香港家庭料理教室は、基本的に1年間のコースになっています。しかし継続で通って下さっている生徒さん達もいらっしゃるので、同じ名前の献立でも毎回違う内容になっています。

Dsc05872

2品目は「饅頭」です。

香港のレストランは、発酵させて作る生地は「老麵」と言って、発酵生地の素の様な物を作っています。だから、老麵の美味しいレストランは評判がよくなります老麵は日本で例えると、ウナギ屋さんのタレが、タレを継ぎ足し継ぎ足しで、秘伝のタレになっているように、老麵も継ぎ足し継ぎ足しで作るので、秘伝の老麵になっているのです。

今回の饅頭の生地は、なんちゃって老麵を作って(家庭で作れる簡単な老麵)作りました。

上手に作った饅頭は、手で握りつぶしても、手を離したら、ふわ~っと元の形に戻ります。

Dsc05883

3品目は、「海老と香味野菜の中華かき揚げ」です。

今回の香味野菜は、香菜をたっぷり使いました。

香港のかき揚げの特徴は、衣を作る時にベーキングパウダーと油を混ぜ入れる事です。衣にベーキングパウダーと油を入れると揚げているときに小さな気泡が沢山出来て、口当たりがサクサクになります。

Dsc05876

4品目はデザートです。

 「藍莓蛋糕」です。(ブルーベリーケーキ)

Dsc05880

マフィンカップを使って焼いた、小ぶりのケーキはお持ち帰り用です。

Dsc05875

一晩寝かした方が美味しいので、香港家庭料理教室で食べる分は、前日にパウンドケーキ型で作っておきました。生クリームでお洒落してトッピングにブルーベリーコンポートをのせる予定でしたが、容器も蓋もステンレスのタッパーを教室に持って行ったら・・・何と!!間違って「クワのコンポート」でした。クワも美味しいからいいや~!って事で・・・。

6月は、調理実習室の関係で、香港家庭料理教室はお休みです。次回は7月になります。

4月の香港家庭料理教室

去年の12月から、香港家庭料理教室の献立を紹介していなくて、参加出来なかった生徒さんから「どんなの作ったのかな~?」と質問があったので、慌てて画像を探して紹介しています。

4月の香港家庭料理教室の献立の紹介です。

1品目は「干し貝柱入り中華粥」です。

中華粥と日本のお粥の違いは色々ありますが、一番の違いは、水の量ではないでしょうか?中華粥の水分量は米の10倍の水を入れて作る事です。お米は「米の花が咲く状態」まで煮込みます。

トッピングには、ネギの小口切りと、季節のハーブと言うことで山椒の葉、それから黒く見えているのは「醤油漬けのニンニク」です。醤油漬けのニンニクは、酢で下付けをしてから漬けてあるので、常温保存で1年以上経っているのに、カリカリが抜けていません。

Dsc05740

2品目は「油条」です。

香港では、豆乳と一緒に朝ご飯にしたり、お粥につけて食べたり、腸粉で巻いて食べたりします。油条はまとめて作って冷凍をして、食べたいときにオーブンで温め直したりトースターで温め直しをすると出来たてのパリパリになるので作り置きして見たらいかがですか?

Dsc05726

3品目は「腸粉」です。

腸粉とは、米粉で作ったクレープみたいな生地に具を巻いたものです。

Dsc05579

粉に3~5倍の水を入れ、バットに薄く広げて蒸し上げます。生徒さん達は、みんな最初はタジタジでしたが、終わる頃には熟練工の様に上手に作っていましたよ。

Dsc05596

飲茶でよく食べる「蝦米腸粉」と「鮮蝦腸粉」を作りました。

Dsc05736

4品目はデザートです。

「姜汁蕃薯」です。(サツマイモの生姜シロップがけ)

画像は生姜シロップをかける前の画像です。

Dsc05733

サツマイモは、紅はるか・紫芋の2種類のサツマイモ団子を作りました。蒸してペースト状にしたサツマイモに、タピオカ粉を混ぜて練り上げてあります。生姜シロップには、クローブ、カルダモン、シナモンスティックなどを入れて、フレーバーシロップにしました。

3月の香港家庭料理教室の献立

2月の香港家庭料理教室は、香港クラブの「旧暦のお正月を祝う会」でした。画像の記録が無かったので2月の紹介が出来なくてすみません。

紹介するのは、3月の香港家庭料理教室の献立です。

1品目は、「滷肉塊飯」(中華の角煮丼)

中国の香辛料を使って煮込んだ豚の角煮を切って、ご飯にのせたら温泉卵をのせて頂きます。実は、温泉卵は日本独特の卵料理なんですが、香港家庭料理教室は和中折衷料理も作るので、この献立は、正確に言うと、中華料理では無く、「和中折衷料理」ですね。

Dsc05599_2

2品目は、「家郷炒菜」(季節の野菜炒め)

芯を付けたまま、くし切りにした春キャベツを炒めた、春野菜炒めです。

Dsc05609

3品目は「花花豆腐湯」です。(花豆腐のスープ)

豆腐に細かい切れ目を入れ、ホタテ味のスープを注ぎ入れ豆腐の花を咲かせます。春らしく菜の花を浮かべたり、薬膳食材のクコを浮かべたりしています。

Dsc05605

4品目は「今年の桜ケーキ」です。

塩漬けの桜の花や葉っぱを塩抜きして、生地に混ぜて焼き上げたら、桜の花で作った自家製桜シロップをたっぷり塗って、トッピングに桜フレーバーと桜リキュールでほんのり桜の味と香りの生クリームで、桜の花と葉っぱを絞って飾り付けをしました。毎年、桜ケーキは作るので八重桜でシロップ漬けを作ったりしていますが、今年は気がついたら桜の花は散っていました。来年の桜ケーキは市販の桜を使わなくてはいけません。

Dsc05613

12月の香港家庭料理教室の献立

5月も終わると言う頃になってから、去年の年末の献立の紹介です・・・(苦笑)

12月の香港家庭料理教室の献立です。

「港式菜肉包」です。

生地にイースト菌とベーキングパウダーを使って、フワフワの生地にしてあります。

Dsc05457

揚げ春雨とミートボールのライム黒酢炒め

市販の味の付いていないミートボールを使って、簡単だけど本格的な味の黒酢炒めですが、生のパイナップルを使ったり、酸味も黒酢、リンゴ酢、フレッシュライムを搾ったライムジュースと、爽やかな甘酸っぱさで美味しかったですよ~!

Dsc05452

カブと手羽先のコラーゲンスープです。

スープには干し貝柱をふんだんに使って、手羽先から出たコラーゲンと一緒に煮込んだスープに、カブが沢山入っています。

Dsc05454

今月のデザートは人参ケーキです。

トッピングにはくり抜いた人参を蜂蜜とレモンでグラッセにした、人参グラッセと柚子グラッセをのせてあります。ケーキの生地にも人参をたっぷり入れて焼きました。

Dsc05463

1月の香港家庭料理教室

香港家庭料理教室の更新が・・・気がついたらもう5月になっていました。

自分の記録用にプリントアウトしたら画像を削除しているので、パソコンのゴミ箱に残っていた分を拾い出して紹介しています。

1月の香港家庭料理教室の献立です。

1品目は「大根餅」です。本来は型に入れて1~2時間蒸して冷蔵庫で一晩冷やし固めた物を、切り餅の様に切ってフライパンで焼くのが、普通の大根餅ですが、今回は千切り大根とおろし大根をミックスして、干しエビ・干し貝柱・干し椎茸などを入れて、手のひらサイズに丸めてフライパンで焼きました。

Dsc05509

2品目は「密汁叉焼」です。

柱侯醤や玖瑰露酒を使った叉焼醤を作り、豚ロース塊と豚バラ塊を一晩漬け込んで、ロースとして蜂蜜を塗って仕上げた、香港スタイルの焼き豚です。

Dsc05518

3品目は、香港茶碗蒸しです。

茶碗蒸しの卵液は、やっと固まるギリギリの固さなので、トッピングを乗せるときは、気をつけて乗せないと下に沈んでしまいます。

口に入れたら、卵が溶けてスープを飲んでいるように感じます。新感覚の茶碗蒸しですよ。

Dsc05516

デザートは、1月なので恒例のバレンタイン用のケーキを焼きました。

今年のバレンタインケーキは、ミニミニケーキです。

直径3センチ!!可愛い~

Dsc05522

同じ材料・同じ分量・同じ器具を使って、同じ温度で焼いたのですが、班によって出来上がりが違います。これも個性ですね。色々あって楽しいですよね。

Dsc05525