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2015年7月

2015年7月14日 (火)

今月の香港家庭料理教室

 自分の中では、何年ぶり?って言うくらい久しぶりの、香港家庭料理教室の更新をボチボチ始めつつの今日この頃です。

今月の献立は、「湯葉とトマトの炒め物」「海老フライの赤ピーマンソースがけ」

「八絲羹」「とろとろ豆乳杏仁の蜂蜜薄荷ソース」でした。

湯葉とトマトの炒め物は香港で一番ポピュラーな、卵とトマトの炒め物のアレンジですが、湯葉で作っても美味しいし、湯葉がなければ厚揚げでも簡単に作れますよ。

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海老フライの赤ピーマンソースがけは、実は・・・失敗から生まれたレシピです。赤ピーマンのソースを作ってデザートを作るつもりだったのに、赤ピーマンを煮込むときに中華スープで煮込んでしまったのと、あまり辛くない麻婆豆腐を作るつもりで刻んでいたザーサイをとりあえず混ぜたら、何と!!!すごく美味しくてこの献立に発展した一皿でした。

単価を押さえるために赤ピーマンを使いましたが、予算に余裕がある場合は、レッドパプリカ(それも完熟して黒くなりかけたもの)を使うともっと深い味わいのソースができますよ。

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このソース、本当に美味しくて、ぜひ冷奴にかけて食べて欲しいです。

「八絲羹」とは、その名の通り八種類の具材のスープです。

スープは鹿児島県特産の茶美豚の軟骨を使って、枕崎の鰹節と種子島の飛魚と、ご近所の犬迫町産の玉ねぎやネギや野菜の皮を使って作ったスープを使いました。

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最後に、「とろとろ豆乳杏仁の蜂蜜薄荷ソースがけ」ですが、蜂蜜をかけた班はなかった事を自宅に帰ってから、バスケットの中の蜂蜜が封を切っていなかったのを見て初めて知りました。今回はソースを作るためにオリゴ糖を持って行ったので蜂蜜ではなく、オリゴ糖でソースを作ったのかな?

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来月のデザートはバニラアイスクリームと生徒さん達には紹介していますが、私の中では、バニラはアイスクリームなので夏休みに向けて、何かフルーツシャーベットも追加で作ろうかな~?と考え中です。

2015年7月 9日 (木)

香港の留学生

毎年恒例の、香港城市大学の学生さんたちの夏休みを利用した、鹿児島市への短期留学が今年もありました。

私の担当は、「日本料理体験」の講師です。

今年は11名のゼミの研究生が参加しています。

今年の献立は「五目寿司」「さつま汁」「小柱と三つ葉のかき揚げ」「あん白玉」の4品でした。

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普段、料理を作っている人もいれば、全然料理をしたことのない人もいましたが、全員で協力しあって何とか完成しました。この献立で出来上がりまで3時間かかりました。

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生まれて初めて作ったおにぎりがこれです。すごく上手じゃないですか?

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日本の行事食や、主な鹿児島の郷土料理や、日本食のマナーや、料理の基本的な切り方の説明も一生懸命聞いてくれていました。

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最後にお土産も頂いて、とても楽しい料理教室でした。

この生徒さん達を見ていると、民間と政府での国家間の温度差を感じた国際交流でした。